名刺の活用方法、起源How to use business cards
名刺の活用方法、起源How to use business cards
ビジネスマンには必需品の名刺。日常的に目にする事が多い事でしょう。
今回は
『好感を持たれる名刺』
『名刺の大きさ』
『名刺の起源』
について、ご案内いたします。
名刺は会社名を伝えるだけではなく、自分自身を宣伝するツールでもあります。
名刺を渡したお相手が、名刺を見て「あぁ、あの人ね。」と思い出してくれる印象に残る名刺作りを、大野印刷はお手伝いいたします!
中小企業で決裁権限を持っているのは、多くが社長であり、平均年齢は50代と 言われています。
デザインも大事ですが、お相手が読みやすいよう配慮が必要です。
キャンペーン用のキャッチフレーズが社名と見間違えるほど強調された名刺もありますが、社名で管理しているのが一般的です。
社名は大きくハッキリとわかりやすく記載するのがよいでしょう。
会社の住所だけでは、初めて来社するお客様にはわかりづらい事もあります。
「〇〇バス停降りてすぐ」「△△銀行の隣」などと住所のあとに明記すると、お客様がわかりやすくなります。
仕事をいただく第一歩は、顔を覚えてもらう事からです。
顔写真やイラストを名刺にのせる事で、文字だけの名刺よりも強く印象に残す事ができます。
情報量が多くなりすぎると、文字が読みづらくなります。
裏面も活用し、商品説明や自己紹介などを入れると、話題も広がります。
以上、5つのポイントをあげてみました。
名刺はスペースが狭いので、のせる情報を厳選しなければなりません。
いただいた名刺なども参考にしながら、『自分はこんな人物です』とお相手に伝わる名刺を作成しましょう!!
いただいた名刺はホルダーに保管したり、データで保管したり、と人によって方法は様々でしょう。重ねて保管している人は、いただいた名刺の大きさが少しずつ違っている事にお気づきでしょうか?
そもそも名刺は、厳密にサイズは決まっていません。つまり、好きな大きさ、好きな形で作る事ができます。
ただし、一般的に用いられるサイズ(既製品)はあります。
東京4号と呼ばれる規格で55mm*91mmの大きさです。関西圏では同じ大きさの名刺を、大阪9号と呼びます。
(大野印刷では9号で取り扱っていますので、関西系です)
また9号名刺より、ひと回り小さな名刺で8号名刺(東京だと3号名刺)という規格もあり、女性名刺と呼ばれています。サイズは49mm*85mmで、角が丸く加工されており、優しい印象を受けます。
より多くの情報をのせたい、という人は二つ折名刺や三つ折り名刺もあります。一般的に販売されている名刺入れは、大阪9号(東京4号)の規格で販売されており、オリジナリティーを出そう!と大きな名刺を作ったら、お相手の名刺入れに入らない・・・と事態にもなりますのでご注意を。
社会人になり、初めて自分の名刺を手にした時嬉しくてドキドキしたのを覚えています。
最近では、小学校のパソコンの授業で名刺を作ったりするそうですが・・・
そんな社会人には必須アイテムの名刺ですが、いつ頃から使われるようになったのでしょうか。
名刺の起源は諸説ありますが、7~10世紀の中国と言われています。訪問先が不在の際に、札状の木や竹に自分の名前を書き、戸口に刺す事で、訪問した事を知らせる物でした。この木や竹でできた札を「刺」と呼んでおり、「名前」の書かれた「刺」で「名刺」と呼ばれるようになったそうです。
「名刺」の多くは紙で作成されているにもかかわらず、「名紙」と書かないのはこういった由来があるからなんでしょうね。
その後、16世紀にヨーロッパのドイツで、18世紀にはアメリカで広まりました。ヨーロッパの社交界では、名刺は欠かせない物になり、トランプの裏に名前を書いたり、銅版画を入れた名刺が流行したそうです。
日本で名刺が使われるようになったのは、19世紀の江戸時代からです。訪問先が不在の際に紙に名前を書き、自分が訪問した事を知らせるために使われていました。起源と言われる中国とほぼ同じ使われ方です。名刺が手書きから印刷になったのは、幕末の開国の頃で、印刷技術が西洋から伝わってきた事がキッカケでした。
今や日本は、世界でもっとも名刺を用いる国と言われています。
名刺を渡したお相手が、名刺を見て「あぁ、あの人ね。」とあなたを思い出してくれるような、印象に残る名刺作りのお手伝いを大野印刷はしております!