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2017-09-06
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、随分と
過ごしやすい気候になりましたね。
しかし、日中は夏を思わせるほど暑い日もあり、
体調管理に気を付けなければいけません。
印刷会社の商売道具である「紙」も、
気候によって状態がかなり左右されます。
昔から「紙は生き物」と呼ばれており、
季節や天候により印刷の際の扱い方が違います。
「紙」は実際には生きていませんが、
私たち人間の部位と同じ呼び名が、
多く利用されています。
例えば、『目』。
とはいえ、ギョロリ!とした目玉がついている
わけではありません( ´∀` )
紙の目については、以前ブログでも
紹介させていただきました。
紙を製造する際、紙の原材料であるパルプを
機械の上を流して製造されますが、その機械の
流れに沿った繊維の流れ目の事を『目』と言います。
ちなみに縦目(T目)と横目(Y目)とがあります。
くわしくはこちらからどうぞ!
↓ ↓ ↓
また『面』という言葉もよく使います。
もちろん紙に顔はありませんが・・・
例えばA4のチラシを1000枚印刷したい場合、
A4の紙を1000枚、印刷機に通すわけではありません。
印刷会社の印刷機は、面積が広い紙を使用します。
面積の広い紙に複数つけて印刷枚数を減らして効率をあげます。
A4のチラシを
面積が広い紙に複数つけることを「面付け」といいます。
そして『腰』。
麺類に「コシがある」という表現を使いますが、
意味合いは同じです。
古紙の配合率が高い紙ほど、腰がなく、
『古紙だけに、腰がない』などと言われます。
また、紙には『耳』もあります。
「パンの耳」同様に端の意味で使われます。
通常、私たちが目にする紙は「耳」が落とされた状態です。
和紙などで端っこがヒラヒラしたモノを見た事は
ないでしょうか?
このヒラヒラが耳なんですね。
そして、印刷される紙に最も重要なモノ。
それは「水」です!
「水を制す者は印刷を制する。」と言われるほど、
印刷において水はとても調節が大事で
難しいトコロです。
紙は植物繊維を主原料として製造されているため、
紙そのものが水分を持っています。
ですから、乾燥すると紙は縮み、湿度が高いと
紙は伸びてしまいます。
紙が伸びたり縮んだ状態で印刷すると、印刷機に
うまく通らず、オペレーターが四苦八苦します(;´・ω・)
紙にとって最適な温度は23℃前後、
湿度は50~60%と言われています。
人間にとって快適な環境が紙にとっても
快適と言う事ですね。
また、紙にも表と裏があります。
一般的には、ツルツル、すべすべした方が表です。
最近では、製造技術が発達し、どっちが表か裏か
わからない事が多くなりました。
使用には問題ありませんので、ご安心を(⌒∇⌒)
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